Fコード押さえ方のコツ その2

コード

さて、前回の人差し指のバレーはマスターできましたか?

今回は残りの3本指を練習します。

今回の必殺技は『ドリブル』です。
僕が勝手に付けたネーミングです。

コードの練習をしている生徒さんの様子を見ていると、
「コードを押さえっぱなしにして、後は右手で何度もストロークしてばかり」
という状態を良く見ます。
でも、この方法はあまり効果的ではありません。

効果的なのは、押さえた指を再び空中に浮かせて繰り返しセットする練習です。
この練習を繰り返すと、狙ったポジションに素早く指を置くコツがつかめます。

まずは、薬指と小指の2本セットから練習してみましょう。
5弦と4弦の3フレットをこの2本指を束ねて押さえましょう。

5ミリくらいで良いので、空中に浮かして再び同じポジションを押さえる練習を繰り返します。
バスケットのドリブルの様な感じです。
1秒に1回だと1分で60回
たった2分足らずで100回の反復練習が出来ます。 

右手は使わないので音は出ません。
静かなので、とっても地味です。(笑)
しかし効果は絶大です。短時間で慣れちゃえます。

慣れて来たら指を増やしましょう。
中指で3弦2フレットを押さえます。
中薬小の3本セットで同じ様にドリブルしてみましょう。

実際練習してみて下さいね。

どうでしょう。
慣れてきましたか?

楽になって来たら、実際に音を出してみましょう。
ただし、まだ人差し指は使わないので、Fとは違って怪しいエキゾチックな響きがするはずです。

ではここで、指のフォームを固めたまま左側に1フレット移動してみましょう。
するとEコードになります。
ただし、いつもとは違う指で押さえた状態になります。

この2ポジションを左右に往復すると、フラメンコの様なスパニッシュな進行になります。
左右にコードを往復させて響きを楽しんでみましょう。

響きが美しいので楽しんで練習できますし、横に移動しても指が崩れなくなると安定した証拠です。

中薬小の3本指の練習方法は以上です。

次回は、人差し指のバレーとセットにしてFフォームを完成させる練習方法を解説します。

急がば回れです。今回の3本指をしっかり練習しておくとスムーズにFが弾ける様になりますよ☆

Thanks for your reading!

Fコード押さえ方のコツ その1 Fコード押さえ方のコツ その3...